春日TT-AH施術手法は筋肉の機能を回復させる療法です

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野球肘(上腕骨内側上顆炎)

この症状は一般的には野球肘と呼ばれていますが、なにも野球をする人だけがかかる障害ではなく、上腕二頭筋と上腕三頭筋を激しく使ったり、或いは強く使う競技では総じてこの症状が発症する可能性があります。

したがって施術のポイントは、上腕二頭筋と上腕三頭筋です。

上腕二頭筋と上腕三頭筋の運動協調性が阻害された時に発症します。

この症状の大きな特長も痛みの出る箇所にはこの段階ではなんら問題はなく、外側上果と同様に反射痛であることです。

あくまでも問題があるのは上腕二頭筋と上腕三頭筋です。

しかしこの症状は悪化すると関節鼠に進行するリスクが高まります。
関節鼠は正式には離断性軟骨炎です。

これは完全な器官損傷ですので肘関節そのものに問題を有し、上腕骨内側上果炎とは異なります。

又、よく似た症状に尺骨神経炎の初期症状がありますが、痛みの種類と出方が違います。

※この内側型のほか、外側型・後方型の野球肘もあります。

テニス肘(上腕骨外側上顆炎)

この症状は一般的にはテニス肘と呼ばれていますが、なにもテニスをする人だけがかかる障害ではなく、前腕を回内もしくは回外する競技は総じてこの症状が発症する可能性があります。

施術のポイントは、腕橈骨筋を始めとした前腕伸筋群と前腕回内筋・回外筋の整復です。

前腕伸筋群と回内筋との運動協調性が阻害された時に発症します。

この症状の大きな特長は痛みの出る箇所には何ら問題はなく、問題は他にあります。

それゆえ典型的な反射痛です。

関節周辺は末梢3群神経もしくは4群神経より分枝している無髄神経が多数存在しており、前腕の筋状態で敏感に反応します。具体的には前腕伸筋群がオーバーストレスになり、それに回内筋もしくは回外筋のオーバーストレスが加わると外側上果に反射痛を出します。

テニスで言えば回内筋の場合はフォアハンド肘痛で回外筋ではバックハンド肘痛となります。

いずれの場合も痛みの箇所にはこれと言う所見が何もないのが普通です。

この症状の改善には、腕橈骨筋と回内筋・回外筋の筋整復が最重要です。

しかし神経走行でみればこれらの筋は、橈骨神経、正中神経の支配筋です。

したがって多シナプス運動反射を考えれば前腕部の筋だけに問題が発生するはずはなく、同じ神経走行にある上腕部の筋群も多少問題を発生させている場合も多く、同様に整復します。

ゴルフ肘(深浅屈筋に起因する肘痛症

この疾患はスポーツ性の疾患です。

通常の動きでは、まず発症しません。

指にストレスをかけ過ぎた場合は、むしろ、屈筋腱炎などを発症させます。

従ってこの疾患を発症させる場合は、ひとつの条件が付きます。

それは、前腕伸筋群を深指屈筋や浅指屈筋の負荷に見合う状態で使用しなかった場合に発症します。

具体的な動作で説明すると、例えばゴルフクラブをフルスィングする時、手首は最大背屈の状態になってなければなりません。野球のバットスィングも同様です。

もしこれが中途半端になっていたら、限りなく発症の危険が高くなります。

このような状態をある程度、継続すれば発症します。

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