春日TT-AH療法

          春日TT-AH施術手法

            玉垂療法(たまたれりょうほう)=神経筋整合手技法

玉垂療法の名称由来について

玉垂(たまたれ)とは身体健康バランスの回復を表す意味言葉です。
人の健康は神経とホルモンの二大調整機能で維持されており、この維持された状態を恒常性=ホメオスターシスの確保と言います。
玉とは球体のことで、自然界の物質が最も安定化された状態がこの形です。人も自然界を形成する自然の存在です。
それゆえ春日は、恒常性の回復やそれによる健康維持を願う気持ちを込めて、私たちの療術法を玉垂療法と名付けました。

玉垂療法の優れた有用性

玉垂療法は筋肉の状態を飛躍的に改善向上させる画期的な治療技術として正式に医学会で証明された
神経・筋整合法をさらに発展させ、スポーツ傷害を始め、難治性の高い一般傷害にも抜群の効果を現しています。

玉垂療法の基礎を成す神経・筋整合法は、筋肉の代謝力を素早く向上させ筋力の自律的回復に高い効果を発揮しますが、玉垂療法はそのエッセンスを100%取り込み、さらに筋肉の多層性や[筋肉の習慣的機能の転倒]など、筋肉の多面的な動きへも効果的に対処しながら、運動動作で連係する多関節面の可動域を合わせる「関節力軸合わせ」「関節並び合わせ」や筋肉と骨の動作連係を合わせる「筋骨力合わせ」など、さらなる臨床技術と効果が加わり、療養中で身体は休ませていても筋肉や関節の内的条件は運動を継続している状態にキープします。
このことは、スポーツ傷害の療養には非常に重要な要素で、この効果により治癒後、競技への復帰が極めてスムーズになります。又、筋肉や関節のオーバーワークが限界を越え発症したスポーツ傷害と異なり、筋肉や関節の弱さや加齢が多くの原因を成す一般傷害の場合でも、同じ効果により日常生活での身体の円滑な動きがたいへん素早く回復し痛みも早期に解消治癒します。

 

玉垂療法の具体的説明

玉垂療法の治療体系としては 1、神経筋連絡手技法 2、神経筋伸展手技法 3、加重抵抗反動手技法 の3体系で成り立ち、個々には神経・筋整合法、筋整復法、関節力軸整合法、関節並び整合法、筋骨力整合法、免疫抑制法、神経反射弓整合法、難聴改善整顔法、視力回復法などがあり、計5800手技法で構成され総称として玉垂療法と呼んでいます。
このように本療法は大きな体系と膨大な数の手技法ですから治療法の具体的な説明となると、個々に異なります。そこで、劣化した筋肉を即効的に復元させる加重抵抗反動手技法を例に取り説明申し上げます。
この手法は別名、合力加重反動返し法と呼び、患者様にご自分の筋肉に軽く力を入れて頂き、筋肉を動かそうとしてもらいます。その力の半分程度に相当する力を施術者が新たに加え、その合力でさらに筋肉を動かそうとしてもらいます。しかし、施術者がその合力と同じ力で逆方向へ抵抗圧をかけます。そうなると抵抗をかけられた筋線維は強い力で収縮伸展を繰り返し、その分、神経伝達物質であるアセチルコリンの再合成力が高まります。つまり、神経の筋肉支配域が拡がり神経筋連絡が回復致します。これが回復すれば筋線維に厚みが生じ、毛細血管の稼働数が増えます。そして、これにより筋肉が効果的に復元し、必然的に増加したクロスブリッジ※の数により、その場で筋力も回復します。この状態を痛めている関節周りの筋肉や腰、背中、首などで起こせば痛みは大変早く解消し、痛みのため動きにくかった関節の働きも同じように素早く改善します。ほんの一例ではございますが筋肉とは、このようなメカニズムで回復して行きます。
※クロスブリッジとはミオシンフィラメントとアクチンフィラメントが重なっている状態のことで筋力の基本的な源です。

 

玉垂療法の有用性の証=学会既報から

春日TT-AH施術手法は玉垂療法の別名で、正式な学術名称は神経・筋整合手技法です。春日スポーツ医学研究所[現(有)春日]では筋肉の持久力を顕す筋代謝力の向上改善を有為に達成するために同施設で研究開発された手技法の施術効果を医学的に証明するため、厚生省(平成3年当時)の指針(プロトコール)による医学実験を大阪大学医学部第一内科心臓病研究センターの御支援御協力を賜り平成3~5年にかけて執り行い、有為性を示す素晴らしい結果を平成5年7月10日に日本内科学会近畿地方会にて証明発表致しました。その時の実験様子と学会での発表内容を掲載いたしますので御高覧ください。

 

【目的】
スポーツ障害、関節障害時には、脊髄反射弓障害に基づく主動筋、共役筋の協調不全により運動制限、可動域制限が生じる。
当施設では、神経・筋整合手技法により障害を受けた骨格筋群に筋紡錘、腱紡錘を介して他動的に求心性刺激を与え、生理的な神経・筋関連に修復し、骨格筋群の能動性を増進することに努めている。
今回、我々は健常被検者の前腕に神経・筋整合手技法を施行し、前腕屈筋群のハンドグリップ負荷時の運動代謝に及ぼす影響を検討した。

 

 

【結果】
1.有酸素条件下では、神経・筋整合手技法により、ハンドクリップ負荷による肘静脈血のPH低下、および乳酸産生は有意(p<0.01)に軽減した。
2.無酸素条件下では、神経・筋整合手技法により、ハンドグリップ負荷による肘静脈血のPH低下、および二酸化炭素産生は有意(p<0.05)に軽減した。
3.虚偽の神経・筋整合手技法では有酸素条件下、無酸素条件下ともにハンドグリップ負荷による肘静脈血の運動代謝産物には影響を認めなかった。

上記実験は筋代謝測定の正確を期すため、上肢静脈血の採取と、その近位での運動が好ましいとの厚生省側の意向(平成3年当時)でハンドクリップ負荷試験の採用になったもので、上肢の筋代謝を限定して測定するものではありません。膝、腰、肩、顔、など、どの部位であっても手技法の効果測定の結果は同一であります。

玉垂療法が筋代謝力を大幅に向上させる理由

何故、玉垂療法が、このように筋肉の代謝力を急速に改善させるかですが、それは玉垂療法の施術で神経筋ユニット(神経が筋肉を動かす時の連絡ポイント)が活発化し、筋線維の稼働数が増え筋機能が向上した事によります。(クロスブリッジの増加とアセチルコリン再合成力の向上)筋肉機能の強弱は筋線維の重なり合う数で決まります。(筋線維の重なり合い=クロスブリッジ)
このクロスブリッジの数が増加したことは筋肉を動かす神経伝達物質であるアセチルコリンの筋肉での再合成力が増加したことを意味します。この状態下では酸素の効率的な消費が筋肉で行われ、血中二酸化炭素の発生量が抑制されています。さらにこの状態では血中水素イオン濃度の値も適度に維持されます。これが筋肉におけるガス代謝の改善であり、それは乳酸発生を抑制します。
筋肉の疲労は、このガスと乳酸の発生状態で計り、この値を筋代謝力として数字化して表します。玉垂療法はこの筋代謝力をたいへん素早く向上させる画期的な療法です。

傷害や加齢により劣化した筋機能の回復に筋力トレーニングは多くの場合で有害です!

筋機能の回復と言うと筋力アップトレーニングと受け取られがちですが、実は全く異なります。
筋肉は神経の命令で動いてますが、筋肉が過度に疲労したり、何らかの関節傷害などがあると、神経の命令を筋肉に伝える機能が低下します。このような状況下でのトレーニングは、いくら励んでも鍛える事には成り難く、逆に筋肉へ過度な負担かけることになり、新たな傷害を生じかねません。
自律的な筋力低下や明らかな筋肉疲労、或いは何らかの関節傷害などがある場合はトレーニングに先行して神経と筋肉の連絡を円滑にしなければなりません。この円滑な状態になる事が筋機能の回復であり、鍛える事とは違います。
玉垂療法は、この神経と筋肉の連絡を良くし筋機能の回復を果たしながら傷害を終息させる療術法です。
筋力強化のトレーニングは玉垂療法で傷害を終息させ、関節に過度な負担がかからない状態で行ってください。
繰り返しますが、傷害や加齢による筋機能の回復に筋力トレーニングは殆ど役に立たず、多くの場合で有害です。

関節痛の正体

関節を動かした時に出る痛みの殆どは筋肉の上を張り巡ぐっている神経の中で関節周辺にある分枝群が発しており、決して骨から出てはいません。この神経群は無髄神経と呼ばれ、筋肉を動かす運動神経の最末梢にあたり、主に感覚を発します。それゆえ関節を動かすと、あたかも骨が痛いように感じるのです。人は「関節が痛い」とは言っても「関節周りの筋肉が痛い」とは、まず言いません。何故、骨は痛みを出さないか?それは、骨に神経が通ってないからです。もし、骨に神経が通っていたら大変な事になります。骨折をすると神経が切れてしまい、その箇所を二度と動かせないばかりか、常時激痛に襲われ、とても安静にはできません。しかし、実際は、ギブスで骨折箇所を固定し筋肉を使わないようにすれば痛みが出ないばかりか、骨も再び癒合します。
このように関節痛の出どころは骨ではなく筋肉周囲からです。それゆえ、動くと痛い関節痛は筋肉が円滑に関節運動を行えるようにすれば解消します

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